スタッフィでキャッシング－貸金業者の自主規制

「貸金業者の自主規制の助長に関する法律」制定の背景

規制法が制定された背景としては、所謂「消費者金融問題」の発生がある。

「消費者金融（サラリーマン金融）」とは貸金業の一業務形態であり、その定義は論者によって若干異なるが「無担保で、しかも多くの場合には保証人も必要としないで、健康保険証等の住所や勤務先を証明するもの（時には給料明細書などの所得を証明する書類）を提示させて、即座に１万円乃至30万円位までの小口の金銭を利息制限法の最高限度を遥かに超える高利で３年以内の割賦、または自由返済方式で貸出を行うもの」（上田昭三「サラリーマン金融の特徴及び問題点」、渋谷隆一「サラリーマン金融の実証的研究」所収）として一般的に理解されているものとみられる。

この「消費者金融業者」は昭和46年頃から急増したと言われている。